自転車通勤でCO2削減効果 県モニター報告会
自転車通勤者「自転車ツーキニスト」の増加に向けた愛媛県のモニター事業の報告会が17日、県庁であった。県内11事業所の40人が一定期間、自動車通勤などから切り替えたことで計2645キロの二酸化炭素(CO2)削減効果があり、運動不足解消にもつながったとする結果が説明された。
削減できたCO2計2645キロは1人当たりの年間CO2排出量(約2300キロ)に相当するとした。
2016年度は「自転車ツーキニストクラブ」を発足させ、メールマガジン発行などを通し自転車通勤の普及を目指す方針。
モニター事業は地球温暖化防止を目的に昨年9月から今年2月、2期に分けて実施。40人は自転車で計約1万8000キロ(平均約450キロ)走行したという。
アンケートには足腰が鍛えられたなどとする一方、道幅が狭いといった走行環境や交通マナーの改善を求める意見が寄せられた。